ベンチャーやめとけ。転職経験者が語るベンチャーのリスクやデメリット

こんにちは、つかさの教室 教室長のつかさです。
私は過去にベンチャー企業へ転職した経験があります。勢いと期待で飛び込んだ世界でしたが、正直、ギャップの連続でした。
今回は実体験をもとに「ベンチャーやめとけ」と言いたくなる理由=デメリットをリアルに語ります。
「やりがい」や「自由」は確かにある。でも、良い話しでも現実は甘くはないんです。
ベンチャー企業に転職して感じたリアルなデメリット
もちろん良いところもいっぱいありますし、将来的に大きな企業に成長する会社も他九段あると思います。

私がつとめていた会社の実態をお話ししますので、ベンチャーへ進もうと思っている人は参考にして頂けると幸いです。
デメリット1. 労働時間が長い
「自己裁量がある」と言われ入社した会社。勤務時間が短くなることに期待大でした。
現実は少しちがって、実際は仕事が終わらないと帰れない・持ち帰って家でしてこい、という雰囲気でした。
勤務先のベンチャー企業はもちろん残業代が出ないところも多く、時間管理は完全に自己責任。家庭やプライベートとのバランスが取りづらくなります。
自己裁量とは良い言い換えだなと、今でも思います。
デメリット2. 業務がカオスすぎる
「何でもやっていいよ」、「その仕事は任せるよ」と言われることもあります。
「何でもやっていい」は裏を返せば、仕事の境界が曖昧ということです。営業のつもりが、採用や会計までやらされることも。
ベンチャーである場合、仕事の内容も日々変わっていく可能性もあります。会社内に明確な役割分担がない分、自分で全部動ける人じゃないと苦しい印象です。
将来の為にいろいろな経験をしたいと言う人には良いかもしれません。
デメリット3. 教育体制が整っていない
即戦力を求めているところが多く、新人研修やマニュアルがほぼ存在しないというケースも多いのではないでしょうか。
未経験転職だったり、初めての業界だと、かなりきつい思いをします。私自身、初めての業種でしたが入社2日目から実働部隊でした。
教える人もおらず、時間外に自分で勉強するしかない。そんな状況でした。
デメリット4. 社内制度・福利厚生が弱い
大手に比べて福利厚生が圧倒的に薄いです。もしベンチャーで働くなら、福利厚生が手厚いところが良いでしょう。
私の勤務していたベンチャーでは、住宅手当もなければ、育休制度も形だけ実際は「育休を取得しても出社してくれるか」と言われる始末。
「制度はこれから作っていきます」という段階の会社も多いです。今から転職、新採される場合は確認しておくのが良いです。
従業員は雇用保険に入る必要がありますが、その手続きもいつからされるのか確認しておく方が良いでしょうね。
デメリット5. 経営が不安定
最大のリスクはここかもしれません。急成長しているように見えても、資金繰りが苦しかったり、方針転換が突然あったり。
資本金は多いけれど、借入金が多く返済が大変。ライバル企業が新技術を公開して売り上げが激減する。

採用前のお話では月給35万という話でしたが経営が悪化し、社員が一律で5万円近く給料が下がる事となりました。
体裁はちゃんとした会社でも大手企業と比較すると安定感がないため、数年で会社がなくなる可能性もあります。
「成長性がある=安心」では決してありません。成長性は、あくまで可能性の話をしているのです。
資本の内訳、借り入れはどのくらいしているのかしっかり把握できるといいです。
リスクをとってもその会社を選ぶのか、判断の必要が出てきます。
ベンチャーが向いている人もいる
もちろん、ベンチャーが合う人もいます。
- 自由に働きたい人
- スピード感を求めている人
- 成長したい人
- 成長性に賭ける人
こういった方には、やりがいが大きく、成長機会も多いでしょう。
でも、「金をたくさん稼ぎたい」「安定した環境」「私生活を大事にしたい」と考えている人にとっては、ベンチャーは苦しい場になる可能性が高いです。
後悔しない転職には“情報収集”が命
僕自身、もう一度転職するとしたら、まずは今の市場価値を客観的に知ることから始めます。
ベンチャーに転職するにしても、情報収集が大切です。
「どんな企業が自分のライフスタイルに合ってるのか」
「どの業界が今伸びてるのか、これから伸びるのか」
「転職市場での自分の立ち位置はどれくらいの価値があるか」
それらを無料で診断・相談できるサービスがあるので、最初の一歩におすすめです。
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おわりに:情報を持つ人が、後悔しない
必ずしも、ベンチャー=悪ではありません。でも「ノリ」や「勢い」だけでベンチャーに転職するのは、かなり危険です。
正直、私も後悔しまくりでした。
知識と準備を持っている人ほど、納得のいく選択ができる。なぜ、その企業にしたのか理由が言えないなら、その企業についてもっと調べるべきです。
転職活動は、人生の選択肢を増やすチャンス。
自分に合った道を選ぶために、まずは小さな一歩から始めてみてください。