【不登校解決は寒さ?】起立性調節障害が登校可能に!実際の生徒の事例を紹介
こんにちは、つかさの教室 教室長のつかさです。
今回は「寒さがきっかけで起立性調節障害の症状が改善し、登校できるようになった男の子」の実例を紹介します。
朝起きられない、頭痛や倦怠感で学校に行けないと悩むお子さんを持つご家庭に、少しでも希望を持ってもらえる内容です。
起立性調節障害とは
起立性調節障害(OD)は、自律神経のバランスが乱れ、血圧や心拍の調整がうまくいかなくなる病気です。
朝なかなか起きられなかったり、立ち上がると気分が悪くなったりするのが特徴です。
特に小学校高学年〜中学生の間だで多く見られ、思春期の体の成長に自律神経が追いつかないことが原因の一つとされています。
冬になって変化があった中2男子
ある男の子は、秋ごろまで起立性調節障害の症状が強く、朝は布団から起き上がるだけでも一苦労でした。
中学1年生の途中から、給食後の登校が目立つようになり、2年生の1学期には授業開始前に登校できることがほぼ0になっていました。
しかし、寒くなってきた11月頃から少しずつ登校できるようになったのです。
家族に聞いてみても、よく分からないと言った様子。

最初は「寒くなったのに、どうして?」と不思議に思っていました。ところが、そこには寒さによる体の変化が関係していたのです。
なぜ寒くなると朝起きやすくなったのか?
血管の収縮で血圧が上がった
寒い時期になると、人の体は熱を逃がさないように血管を収縮させます。すると、血液がスムーズに全身を巡り、血圧が上昇しやすくなるのです。
起立性調節障害の子どもは、もともと低血圧気味で血流が安定しにくい傾向があります。
寒さによるこの自然な血圧上昇が、朝のだるさや頭痛を軽減させたと考えられます。
規則正しい生活リズムが戻り始めた
寒くなると、家族と過ごす時間が増え、夜更かしが減ったことも影響していました。
家族で夕食・お風呂・就寝の流れが安定すると、自律神経も整いやすくなります。
このように、体の変化と生活リズムの安定が重なったことで、朝の調子が良くなったと考えられます。
お家でできるサポートの工夫
- 朝はゆっくり体を起こす
- 水分と塩分をしっかりとる
- 冬は「寒さ」を味方にする
1. 朝はゆっくり体を起こす
起きた瞬間に立ち上がるのは避け、少しずつ体を動かしていきましょう。
体を温めながら徐々に血流を促すことで、めまいやだるさが出にくくなります。
2. 水分と塩分をしっかりとる
起立性調節障害の子は、血流量が少なくなりやすいです。朝起きたらコップ1杯の水を飲ませる、味噌汁やスープで塩分を補うなど、体の循環を助ける工夫が有効です。
水よりもお白湯の方が効果的だったようにも感じますので、朝起きたらコップいっぱいの白湯習慣を身に付けさせてあげると良いかもしれません。
3. 冬は「寒さ」を味方にする
寒い季節は血圧が上がりやすいため、朝方の暖房を控えめにして、少しひんやりした環境で起きるのも試してみる価値があります。
ただし、冷えすぎは風邪の原因にもなるため、体を温めながら空気を冷やすバランスを意識してください。
まとめ:季節の変化を上手に活かそう
起立性調節障害は、体質や成長に関係するため「すぐ治す」ことは難しいです。
しかし、季節による体の反応を上手に利用することで、症状が軽くなることがあります。
今回紹介した男の子のように、「寒くなったら登校できるようになった」というケースも少なくありません。
親御さんとしては、「季節が変われば少しずつ良くなることもある」と前向きに捉えて、焦らず見守ることが大切です。
追記:誤解のないように説明を追加しますが、寒さで治ったわけではありません。この子の場合は、春になって暖かくなるとまた起きられなくなりました。お医者さんとの連携を密に症状改善に向かわせてあげましょう!

