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【見えない成績】調査書ってどんなことが書いてあるの?内申書の内容を親や生徒向けに解説!

櫻井 司冴

こんにちは!つかさの教室 教室長のつかさです!

高校入試(大学入試)に向けた勉強も必要ですが、中高生の皆さんや、親の皆さんには内申書について知っておいて欲しいので、記事にまとめておきたいと思います。

意外と大切なのが「学校での生活の様子」なんです!

櫻井司冴(さくらいつかさ)
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そもそも調査書(内申書)とは?

簡単に言うと、「先生のための通知表」です。

調査書は、高校入試・大学入試で必要になるので、中学校の先生と高校の先生が作成しています。

内申書の内容を書くのは、基本的に担任の先生のお仕事です!

書くのは担任の先生だけど、学年主任の先生や教頭先生、校長先生などの確認が必要な重要な書類になります。

つかさ
つかさ

担任の先生に「良いように書いて」とお願いしても無駄なんです。あくまで事実ベース、成績で言うなら点数が必要!

何人もの先生の目でチェックされ、次の学年の先生に渡されます。

Q
事実ベースとは?

事実ベースというのは、根拠となる事実があったことしか書かないと言うことです。

通知表がテストの点数でつくとします。5段階で考えてみると、わかりやすいですかね?(学校ではもっと複雑です。)

・平均より20点低いなら、1
・平均より10点低いなら、2
・平均±10点くらいなら、3
・平均より10点高いなら、4
・平均より10点高いなら、5

事実ベースというのは、根拠が必要なのです。テストが優れていた、授業中の考え方が良かった、ノートに書いていた自分の考えが良かった、など評価方法は様々。

学校現場では相対評価してはいけないので、平均で成績がつかないようになっていますが、たとえるならばこんな感じです。

実際はもっと複雑な評価基準になっていますが、何らかの基準があって人より優れている部分がないと4以上はつかないと言うことです。

3は普通と言われがちですが、「みんなくらい頑張って、これくらいできて欲しいなという先生が思っているところまでできている」と言うことなのです。

3で頑張っています、4はよく頑張っています、5はみんなより頭一つ飛び抜けて頑張った、みたいな感じです。

5や4がつく生徒には、それだけ優れていると証明できる根拠が必要になります。

進学先の学校に、「こんな生徒です!」と伝える通知表のような物です。

  • 小学校で作られた指導要録が、進学先の中学校におくられる。
  • 中学校で作られた調査票を、高校入試で提出する。
  • 高等学校で作られた調査票を、大学入試で提出する。

小学校の指導要録が高校へ送られることはありません。いま通っている学校での評価を次の学校に伝えるものと言う認識でOKです。

もちろん、入試の合否に影響がある大切な書類です!内申書の内容によって加点減点されることもあります!

つかさ
つかさ

公立高校の入試であっても、都道府県によって内申書の扱いが異なります。

内申書の影響が大きい高校:中学校での定期テストを頑張らないといけないが、当日少し失敗しても大丈夫!

内申書の影響が小さい高校:中学校の定期テストで全然ダメダメでも当日良い点数とれれば合格できる!

どんなことが書かれているのか次の章で解説して行きます。

調査書(内申書)に書かれる主な内容

どんなことが書かれているのか気になると思いますが、実は通知表と大差ないんです!

内容を以下にまとめました。

一つ一つ、どんな内容が書かれているか説明していきます!

1.学習の記録(成績)

原則担任の先生が作成する内申書ですが、教科の成績は教科の先生に評定をつけてもらいます。

  • 各教科ごとの評定(1〜5や1〜10など地域による)
  • 学期ごとの記録ではなく、「学年末」や「3年間の合計・平均」などを記載
  • 実技科目(音楽・美術・技術家庭・体育)も評定がつく

今なら、3つの観点でA,B,Cを評価して、総合的に1~5の5段階、もしくは1~10の10段階で評価していると思います!

3つの観点とは、以下の3つです。

  • 知識及び技能
  • 思考力・判断力・表現力等
  • 学びに向かう力・人間性等

教科で統一された評価基準を学校で定めているはずです。授業やテスト、学校でのコンテストなど先生によって様々な付け方があります。

2. 出欠の記録

どれくらい欠席したか、遅刻したか、も記録されています。

  • 遅刻・早退・欠席の日数
  • 出停(出席停止)の日数
  • 忌引きや病欠など、理由によって区別されることもある

3. 行動の記録(生活態度)

学校生活での態度について、以下のような観点が評価されます。

私が知っているのは下記10項目で、能力が秀でている物に○をつけるという評価。

  • 基本的生活習慣
  • 健康、体力の向上
  • 自主、自律
  • 責任感
  • 創意工夫
  • 思いやり、協力
  • 生命尊重、自然愛護
  • 勤労、奉仕
  • 公正、公平
  • 公共心、公徳心

担任が勝手に判断してつけるわけではなく、あくまで、学校毎に線引きされたルールの中で、○がつきます。

例えば、「基本的な生活習慣」は理由無し遅刻をしていては○をつけることができない、など学校毎にきまりがあるはずです。

4. 総合的な学習の時間・特別活動の記録

総合的な学習の時間に関する事も書かれます。

  • 問題解決能力
  • 情報活用能力
  • 学習活動の記録

特別活動というのは、学校内の委員会や部活動、生徒会活動などです。

  • 委員会活動(例:生活委員、図書委員など)
  • 部活動の入部・大会実績・役職(部長・副部長など)
  • 生徒会活動(立候補、執行部など)
  • 学校行事への参加や役割(文化祭の実行委員など)

「生徒会長をしていた」、「学級会長(副会長)をしていた」等も書かれることが多いので、積極的にいろいろな活動に参加してみましょう!

5. 検定や資格の記録

基本的に学校で確認できるもののみ、記入されます。

  • 漢検、英検、数検
  • 取得級(3級・準2級)

※学校によって書き方が異なるので一概に言えませんが、学校に関係なく取得した資格などは書かれないことが多いです。

→この場合は入試の際に資格記入欄があればそこでアピールが可能です。

6. 備考(自由記述欄)

“先生が自由に書ける欄”というイメージです。その子の特徴を短く簡潔に、事実を踏まえて書きます。

趣味や特技を記入する都道府県もあります。

  • 頑張ったエピソード
  • 行事・部活動でのリーダーシップ
  • 進路に関する特筆事項
  • 大会やコンテストの入賞
  • 学校生活での改善点や成長
  • (必要があれば)配慮事項

公立中学では公平性を保つため、明確な事実ベースで記載するのが原則でした。

つかさ
つかさ

自由記述欄は、学校によって書き方が異なることもあるので、いろいろな内容が考えられます。

あくまで事実ベースで書かれるので、良い行動をしていれば、良いことしか書かれません。

内申点も存在する!! 実例:富山県の場合

富山県の高校入試はテストで200点ですが、「中2と中3の成績が150点」あります。

Q
150点の内訳は?

調査書(内申書)には中2と中3の9教科の成績が記入されます。(以下、一般入学者選抜の説明)

・中二は9教科の5段階評定で9×5=45点満点

・中三(二学期末までの成績)は9教科の5段階評定を2倍して、9×5×2=90点満点

・「特別活動等」など学習の記録以外の記載事項の評価15点満点

合計で、調査書評定点(内申点)は合計150点満点となります。

実に入試の「43%」が試験を受ける前から決まっています。

実際に富山県の人に、内申点の割合が高いことに関連した話を聞いてみました。

  • (親)中2の学校生活から高校入試を意識しないといけないのが大変
  • (親)富山は中学のテストも高校入試に大事なので、中1から塾に通わせている
  • (中2)定期テストで良い点を取っていれば良い高校に入れる
  • (中1)富山中部高校に入るために、今から勉強頑張ってる!
  • (中3)定期テスト全然ダメだったから志望校を下げるしかない
つかさ
つかさ

話を聞く中で、いろんな意見がありました。内申点の割合が高いほど、各高校間の学力格差が広がることは気にしておかないといけません。

入試で一発逆転が難しい、と言うことになりますからね…。偏差値どおりの生徒の集合ができると言うことになります。

都道府県によって高校入試の点数配分は様々ですが、内申点を採用している都道府県の場合は、中学生の定期テストから気合いを入れて臨まなければなりません。

進路に関する所見(大学進学の場合)

高校が大学に提出する調査書では、以下が書かれることもあります。

  • 志望理由や適性
  • 将来の目標
  • 学習に対する姿勢
  • 学校での役割・人柄
  • 総合的な評価(長所・特徴)

基本的に大学進学の場合、内申点は加点されないことがほとんどです。(自己推薦や学校推薦の場合は、参考にされる事があり、面接での質問に利用されたりします。)

通知表って実は…

ここまで読んだ人ならなんとなく想像つくと思いますが、毎学期ないし前期後期に渡される通知表というのは、内申書の内容を学期毎に分けて細かくした物なのです。

「通知表」≓「内申書の内容を生徒・保護者用に分かりやすくした物」

と捉えて問題ありません。通知表は年に2~3回渡されますが、その集約した物が、年度末に内申書として記録されていくのです。

※厳密には内申書の方が事実ベースで書かれていたり、簡潔にまとめられていたりと違いはありますが、通知表の内容が良ければ内申書の内容も良い事が書かれていると捉えましょう!

つかさ
つかさ

5段階評価だとして、通知表の数学の成績が1学期3、2学期4、3学期3のようになっていた場合、内申書も3or4になっている、ということです。

あくまで事実ベースで書かれているので、ぶっ飛んだ評価になっていることもありません。

教科の成績は、ほぼ通知表のまんまですので安心しましょう。

まとめ

調査書・内申書は、その生徒がどんな生徒かを事実ベースで客観的に示す書類です。

進学先から見ると、その生徒がどんな学校生活を送り、どんな人物かを判断するための資料になります。

成績は都道府県によって、もちろん重要となりますが、その子の人となりが分かるのは自由記述欄なのです。

つかさ
つかさ

こんなことを言うのも何ですが、自分の生徒について悪く書こうとする担任の先生もほとんどいません。

長所と思われる一面を切り取って、自由記述されていると思います。

学生の皆さんは「私(僕・俺)の良いところは何?」と担任の先生に聞いてみるのも良いと思います。先生が私のどんなところを長所とみているのか分かります。

お家の方は、保護者懇談などの際に、「うちの子は○○が得意で~」みたいな話をしておくと印象に残りやすいので、その得意なことに関する内容の記述になる可能性もあります。

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